2011年07月07日のアニメ

 「おれんち、来るか?」ストレートで飾り気のない、実直な言葉。
 ヤバい。もう既に個人的今期最高作に出会ってしまったかも知れないっっっ!!…と、見てる間中ずっと興奮しておりました。背景やらタッチやら、独特の雰囲気だね。EDはそれっぽいなーと思ってたらやっぱりイヌカレーか。
 りんの小さな仕種の1つ1つに、彼女の感情がもの凄く丁寧に込められていて、殆ど喋っていない彼女がとても雄弁。主人公の方も、もう1人の幼子とりんとの対比、りんとの少ないやりとり、大人たちの無責任な言動に対してこみあげてくる怒り、といったように少しずつりんに対して気持ちが向いていっているのが良く分かったし、視聴者が彼と感覚や考えを重ねていけるように上手いこと出来ていた。だから、あの庭の場面でりんと主人公が相対する時には、視聴者も主人公と同じ台詞が口をついて出そうになるんだよね。
 …現実は色々とあるし、しがらみも多くて厄介だし考えなきゃいけないことも沢山あるけれど、いざという時に大切なことはキチンと実行できる、大吉のような人間でいたいなぁ、と思わされたのでした。まる。
 これからのりんと大吉の「家族生活」が楽しみ。

  • NO.6 第1話

 あさのあつこ原作小説のアニメ化。
 こっちはSFなので、設定も明かされきっていない現在の時点ではどう捉えるかは難しい所。NLだと思っていたらBLだったでござる…何を言っているのか分からないと思うが(ry
 自分の発表をきちんと聞いていたと知るや座席をにじり寄ってくる沙布可愛い。「生殖に関する情動の発露とその行動的表現」(要するにほっぺにちゅー)頂きました。このまま沙布ルートで行くのかと思ってたら一気にショタBLに。個人的には紫苑×ネズミよりはネズミ×紫苑の方がいいかなぁ。

 ガルウィングするやよい可愛い。いいや、やよいは全部可愛い。 
 第1話としては…どうなんだろう…。原作、というかキャラを全く知らないで見た人の意見が気になる所。正直言って、初っ端の第1話はダンスステージをブチ当てて来ると思ってたからなぁ。
 原作ゲームはプロデューサーの第2者視点だし、CDドラマにはプロデューサーは出て来ないし、「アイマスガールズ+プロデューサーのお話」が展開されるのは、このアニメが初めて、ということになる。是非新しいアイマスを見せて欲しい。
 今話にはプロデューサーと彼女らの関わり合いは殆ど出て来なかったので、次回以降の展開が気になる所。第1話は、彼女たちのお披露目とキャラ紹介、雰囲気つかみ、という感じかな。次回以降、各キャラにスポットが当たっていくようになるんだろうか。個人的には、キャラ同士の関わり合いと、キャラとプロデューサーの関わり合い、を等分くらいで見せて欲しいかなぁ。それにしてもキャラ数多いし大変だ。錦織監督の手腕を楽しみに待っております。
 今回のEDは「The World is all one!!」。EDは毎回変えるんだろうか。

 開始数秒で、面白いか否かを措いてこの作品を見続けるべき理由が出来てしまった…。すなわち花澤香菜さんの出演です。
 妹が出て来て、両親は不在で、高嶺の花のお嬢さまがいて、と実に定型をなぞってる感じの学園ラブコメ。製作者もその辺分かってるのか、それともそうとしか作れなかったのか、その辺の設定は大体なぞるような感じで済ませてたね。押し倒した程度で制服があんなになって胸を直に鷲掴みって、すさまじい天文学的確率の事象を引き起こしますね主人公…とかいうツッコミはこの手の作品にはするだけ野暮か。次回以降も、ちょっとアブノーマルに寄りつつの萌えエロ作品になるっぽいし、見る上の斬新さは特にないかなぁ。
 …まぁ執事ちゃん可愛いし、いっか。

 5分間アニメ、という面白い趣向。15分アニメはあったけど、TVアニメで5分間アニメは珍しいよね。製作費もそんなに掛からないだろうし、それなりにいい手法なんじゃないかなぁ。花澤さん主人公だし視聴続行。どうせ5分間だし。
 「考えすぎるが故に喋れない」っていうのは結構共感できる。個人的には、無口という設定を生かして「台詞をしゃべらない演技」を多用してもらいたい所。驚いて息を呑む演技とか、伸びをした時の満足そうな声とか、欠伸、呻吟する時のうめき声とか、そんなんで感情表現してくれたら。