「リトルバスターズ!エクスタシー」唯湖ルート雑感

 来ヶ谷唯湖ルート終了。既読スキップ使って約8時間弱。
 エロシーンだけで誰が書いたか分かってしまう。それが都乃河勇人クオリティー
 シナリオ的に、唯湖をほぼ全く泣かせなかったのはどうなんだろう。彼女が泣く描写があるだけでも、大分感情移入の度合いが変わるのに。悲恋なのにそれを恋愛してる双方の側からは描き切れてない。まぁ、このルートはシナリオの軸が「虚構世界の崩壊と別れ」なので、あんまりやるとネタがRefrainとカブってしまうのも事実。そう考えると、個別ルートでこのネタを軸にしたのはあんまり上手くない気が。
 小毬や葉留佳みたいな「お悩み解決」系のルートと比べて、そもそも「恋愛」と「世界崩壊」の2つがないと成立しないルートだから、アニメ版をこしらえるのも結構難儀そう。前者は当然アニメ版の一本道展開ではご法度だし、後者はそもそも題材として出して来たら話が終わっちゃうし。クドルートや鈴ルートと同時展開する感じで話の終盤に持って来れば何とかなるんだろうか。…でもどっちにせよ唯湖は割を食うよなぁ。
 終えてみて、やっぱり唯湖の魅力を完全には描き切れてなかった、という感想。もうちょっと「恋愛」してても良かったんじゃないの?単にデレろという意味ではなく。照れさせる描写一つとっても、もうちょっと何とかしようがあった気が。あと、これは個人的にだけど、あんまり印象に残らない。 前回やった時の記憶もあんまり残ってなかった。
 ただ、読み終えた時、爽快さの残るルートではあった。