剪定日記。

 2〜3時間ほど木を剪定。蝋梅の3又に分かれていた内の1つを、根元から断つ作業もした。葉と枝を密集させたクレストの類は、剪定鋏で外側の形を整えるように刈っていくだけで十分なようだ。他の木のように内側を探り、枝の根元から切り落とすことを繰り返していると、妙な形に仕上がってしまう。
 実家の祖母が庭木を切ると、突き出ている長い枝を短くするばかりで、密集している内部に手を入れ梳くことを一向にしないので、どんどん木が全体に丸くなっていくのに、見た目さっぱりとはしない。無論、私も素人である以前にドのつく不器用人間なので、実際にやってみれば出せる成果は彼女にも劣るのであろうが、どうも傍から見ていると彼女の刈り方に納得がいかないのもまた事実である。
 作業できる限界の明るさは、その日の日の入り時刻から30分程度であることを知った。