2011年07月18日の読書

  • 1ねん3くみ桃ちゃん先生。(ひな。)

 ロリコンさんいらっしゃい。もはや内容としては不条理ギャグに近いし、設定くらいはちゃんとしといた方がいいと思うんですがw でも、「"小さい"という異常」という主題(?)は、同作者の「野に咲く薔薇のように」にも通じる所があるので、その意味では面白いかも。

 「テルマエロマエ」で有名なヤマザキさんの実体験を漫画にしたもの。あちこちの国を飛び回りながら描かれてる漫画家さんって珍しいんじゃなかろうかw
 人間が遊牧民族型と農耕民族型の2つに分かれるとしたら、私は絶対に農耕民族型だなぁ。お金がなかろうが辺鄙な場所だろうがどこでもやっていけてしまうその適応能力は尊敬するしかないが、本来、人間とはそうであるべきだったのかも知れない。自分の体験を飾らず気取らず書いてあるので、自分の行ったことのない場所で、自分の全く知らない生活を送っている人がいる、という当然のことを改めて実感。世界のあちこちを飛び回りたいとは別に思ってはいなかったけれど、自分の全く知らない国を訪ねてみるのも時にはいいかなぁ、と思わされた。

 「マイガール」の佐原ミズさんと絵柄が似てる気がする。
 「結婚生活」をテーマにした短編集って個人的には新鮮。
 一番好きな話は「5軒目・島岡家」。会う回数とか距離とか関係なくお互いを想える、っていいよね。というか、もはやこの話は「結婚生活」という枠からもはみ出てる気がする。それでも特別な関係。ならそれでいいじゃない。どことなく宇多田ヒカルの「日曜の朝」という曲を思い出した。
 一番最後の短編「早春のシグナル」は百合的な内容を含んでいた。

 あとでかく、かも。
(2011/07/20 16:17)