2011年07月11日のアニメ

 見てて心が洗われる作品。初めて聞いた時は微妙に感じたOPも、バックに流れてるギャルリと雑踏の雰囲気に合ってていい感じ。
 原作が少ないせいもあるんだろうけれど、湯音がクロードたちに、クロードたちが湯音に馴染んでいく様をちゃんと丁寧に描いてくれたので満足。日本のちゃんとした朝食のことを、クロードは"手の込んだ"料理、と言わず、"温かい"料理、という表現を使っていたけれど、これは対義語として"冷たい料理"(パンとかハムとかチーズとか火を通さない食事)という言葉があるヨーロッパならではの表現かも。ドイツ語ではそれを"kalte Küche"と称するらしいけど、フランス語では全く分かりましぇん。原作で盗みを働いてた小さい子も、一瞬だけど既に画面に映ってたね。やっぱりこれから出番あるんだろうか。
 「無理してでもチーズを食べようとする」とか「市場で見慣れぬ野菜の名前を頑張って覚える」とか、「クロードの作業をじっと傍で見守ってる」とか、湯音の行動でちりばめられた伏線を、ラストの彼女の心情吐露で一気に回収されてほっこり。それに対する、クロードの「少しずつで、いいんだ」という返答も、湯音のパリでの生活がこれからも続いていくんだなぁ、と実感させられるものでした。そしてそれを聞いた湯音の笑顔がまた可愛い。そういえば、湯音自身が歌っているEDのタイトルも「ここから始まる物語」だった。
 次回からアリスたちが登場か。次回予告で湯音が書いてた「汐音」って誰だろうね。Cパートの梅干しを食べる話も面白かった。

 安定して面白い。
 "浮春の郷"って、「乙女妖怪ざくろ」にも出てたあれのこと??にゃんこ先生の中の人は、キャスティングもそうだけど演技がもう…どう表現していいか分からないけど、とにかく夏目友人帳の中で一番の声だと思います。

 ちゃんと見てますよ。
 生徒会メンバー登場話。
 CM後のアイキャッチは好きかなぁ。例えば今話のBパート始めに使われてた、クッション抱きかかえてる結衣とか好み。歳納京子って、頭いい設定だったのか…。超意外だ…。向日葵からクッキーを貰って、それが自分用にわざわざラッピングされてることを悟ったはいいけどニヤけが抑えきれなくて後ろを向いて本音を隠し、更に向日葵に向き直った後は憎まれ口を叩いてぶん殴られる櫻子イイネ!…というか、単に私はこうやって実はお互いを理解してるのに本音を隠してすれ違い続ける描写がおいしいだけなのかも知れん。
 過剰な百合描写とか、多少の露出とか、そういう視聴者サービスは妄想パートでやることにしたのかこの作品。恐らくそのために千歳がいる訳で、豊崎愛生さんの声が要る訳で。
 何というか、病気とかに関わらず弱ってる女の子は常に可愛いものなんだけれど、今話で思わず「お腹痛い」という台詞に萌えてしまったのは何故なんだろう…。それにしても、体温を測った後は、パジャマの襟からそっと体温計を取り出す所にそそられるというのに、あっさり布団の中で取り出してしまった綾乃(というか作り手)は全く分かってないと思いました!!!
(2011/07/13 11:45)